心を豊かにする暮らし。

沖縄北部やんばるの森での暮らし。ベジカフェ&ヨガ"TAMAYA"主宰、旅、畑、食事、子育て、ヨガ、アーユルヴェーダ、ベジカフェ、ホームスクーリングなどなど。"もの"から"こころ"へ豊かの視点を変えることで見えてきた、新しくもあり、昔から変わらないオーガニックな暮らしのかたち。小さな暮らしのヒトコマが、私の小さな幸せのヒトコマ。間もなく3児の母。

幼稚園へ"行かない"という選択(2)

前回のつづき…
幼稚園へ"行かない"という選択(1) - 心を豊かにする暮らし。

そして
私たち家族は
海を越え屋久島へ渡りました。

屋久島に着き
はじめに訪れた場所は

友人でもあり
屋久島に住む家族が営む
エコビレッジ"aperuy"

Aperuy – Yakushima Organic Resort

Aperuy(あぺるい)とはアイヌ語
「火が灯(とも)る」という意味

パーマカルチャー(永続可能な農法)をベースに

薪暮らし、米づくり、無農薬の野菜作り、
廃材建築、自杉を使った家づくり、
塩づくり、廃油を利用した天ぷらカーの使用、
太陽光発電、養鶏、ヤギ放牧、
ガイド、竃カフェ、森のようちえん、
フリースクール、ゲストハウス(2018年秋完成予定)と
自然を破壊しないライフスタイルを掲げ

そんな暮らしを一からつくり上げ
今も進化し続ける
素敵なfamilyが暮らす場所*

私たちが越してきた
3日後ぐらいだったかな?

そんなaperuyで
徳島県自然スクールトエック"toec"
代表をつとめる
伊勢達郎さんのワークショップがあることを
あゆみちゃんに教えてもらった。

娘の"幼稚園は行かない"
その言葉を受け止めた私は

なんとなく
これからどうするのか?
幼稚園へは行かなくてもいいのかな?

そんな気持ちのなか
フリースクールや自然学校などにも
とても興味がでてきた
まさにそんな時に

素晴らしいタイミングのよさに
人生って流れるように
必要なときに、必要なものを
受けとることができるのだな~、と
しみじみと感じてしまいました。

伊勢先生の話を聞きながら
とても自由で
囚われることのない

ありのままを受けとめ
ありのままを認めてくれる

視点からの教育のかたちに
喜びと驚きに満ちた気持ちを
今でもよく覚えています。

自分が親にならなければ
"教育"とか"学校"なんていうものには
正直、こんな風に
真剣に考えることはなかったかも知れない。

決まった一連の流れのように
保育園、幼稚園から
小学校、中学校、高校、大学

何にも疑問を持つことなく
通過していく、
と、思い込んでいた"学校"
というものにも
色々な形があること、

また、学校へ"行かない"
という選択肢があるということを
はじめて身近に感じることができました。

私の中で
"学校"そして"教育"という枠組みが
大きく変化したきっかけとも言えます。

色々な国や土地を旅してきた私ですが、
"屋久島"という島は
特に不思議な場所だと感じました。

自由で、おおらか、
だけど、
とてもエネルギッシュな人たちが
多く住む島という印象が残っています。

壊されることなく眠る
太古の森の緑の奥から
流れる清き水流
わき出るエネルギーが
山々の隙間から零れ落ち
海と合わさり
またひとつのエネルギーとなる。

パワフルなのだけど
とても繊細で神秘的

ダイナミックなのだけど
しっとりと柔らかい

訪れたことのある人なら
誰でも
その不思議な魅力に
吸い込まれてしまいそうになる
"屋久島"

移住者もとても多く
そんな独特な魅力に惹かれて
集まってきた人たちもまた
独特な世界観をもっていて

"学校"や"教育"に対しても
とても自由で柔軟な
考え方の人たちが多かったように思います。

いわゆる公立の学校へ行かずに
ホームスクーリングしている家庭や

一年の半分を屋久島で過ごし
半分を海外で生活している家族

大人たちと子どもたちが協力して
フリースクールを立ち上げ
そのコミュニティに参加している子どもたち

社会という
大きな組織のなかにありながらも

自分たちで疑問に思ったことは
新しいかたちを考え
生み出そうとする
バイタリティーにあふれた
小さなコミュニティがそこにはあり

何より大人たちが
楽しみながら仕組みを考えていることが
素晴らしいな、と感じたことです。

その小さなコミュニティのなかにも
フリースクールはいくつかあり

私たちはaperuyのあゆみちゃんが主宰する
"森のようちえん"に
お世話になりました。

森のようちえんでは
以前にも書いたように

屋久島森のようちえん"あぺるい" - 心を豊かにする暮らし。

子どもたちの自主性を尊重し
屋久島の大自然のなかで
心とからだをつかって
たくさん、たくさん遊びました。

森を歩いて木の実を食べたり
畑のお野菜を収穫したり
泥や木々やお花でおままごとをしたり

海へ行ったり
川へ行ったり…

はじめは私自身も
色々学ばせて欲しかったので
一ヶ月ほどは親子で参加させてもらいました。

そろそろ慣れてきたし
一人でも大丈夫かな?
と、思い

"そろそろ一人で参加してみようか?"

と、提案してみたものの
"それは嫌"と拒否。

無理やり挑戦させることで
はじめは泣いて嫌がる子も
だんだん慣れて
楽しくなるものだよ。

そんなアドバイスももらって
その意味も十分に理解できたけど、

私は
そのやり方には
いまいち気持ちが向きませんでした。

子どもには、子どものペースがあり
それぞれの性格もある、

集団生活やアクティビティが楽しくて
自然にそちらへ向かえる子もいれば

ゆっくりと馴染んでいく子もいる

無理に嫌がるものを与えるのではなく
その子が受け取れるようになったら
そうしたらいい。

それまで待っていたって
いいのではないか?

私はその自分の素直な気持ちを
大切にすることにした。

それからは
朝起きて、私は家の仕事を済ませ
娘はその日の気分で
行きたいときに参加する、
という、自由なスタイルで参加させてもらいました。

4歳を迎えたころ
お友だちの女の子が
島の認可幼稚園へ見学にいくというので
一緒に行ってみることにしました。

数時間、園の子どもたちと一緒に時間を過ごし
本人もとても楽しそうだったので
翌日、再び聞いてみることに。

"幼稚園へ行ってみる?"

"行かない!"

だんだん、その気になるどころか
"行かない!"の気持ちが
強くなってきている(笑)

なんとなく半分
私の中で覚悟が決まってきたのは
この頃かな?

よし、
この娘がいつか自分から
幼稚園へ行きたい!

と、いうまでは
私ものんびり待とうじゃないか、
母ちゃんは腹をくくったのだ。

娘は4才、弟は1才を迎えた。

簡単に
家で子どもたちをみる!

とは言ってはみても実際は

山もあり、谷もあり、
楽しい日もあれば、
泣きたい日もたくさんありました。

(それは今もだけど、笑)

幼稚園へ行ってくれたら
どんなに楽だろう?

一人になれる時間があったら
どんなに幸せだろう?

そんなことを考えたことも
正直に何度もあります。

だけど今の私は
子どもたちのお陰で
今までは考えもしなかった
"学校"や"教育"についても
たくさんの学びを与えてもらい

日々こうして
子どもたちと過ごす時間の中から
私には見つけることのできない視点からの
輝く世界を見せてもらっています。

何か特別なことを教えているわけでもないし
勉強や習い事をさせているわけでもない。

何気ない日々の暮らしのなかで
一緒にご飯やおやつをつくったり
洗濯を干したり、畳んだり
掃除をしたり、散歩をしたり
畑を耕したり、お野菜を収穫したり
お話ししたり、歌ったり、踊ってみたり
海へ行ったり、川へ行ったり
森へでかけたり

一緒に日々を暮らすだけ。

その穏やかで静かな暮らしが
彼らにとっての
幼稚園となったら
それでいいのかな*

なんて、今は思っています。

さて、いよいよ
屋久島から沖縄へ。

小学校はどうするのかな?
つづく。

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